ラベル IT の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル IT の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年10月13日木曜日

Office365 Education の"Forms"を使ってみよう

はじめに

ウェブサイトを使っていると、よくこのような申込フォームやアンケートフォームを見たことはありませんか?

こういった入力フォーム、専門知識や自分のウェブサイトがなくても簡単に作れるのです。

フォーム作成サービスはいろいろありますが、今回はOffice365 Educationの「Forms」という機能を紹介します。

※Office365 Formsは、2017年7月25日以降、Office365 Education以外のOffice 365 Enterprise や Office 365 Business 等でも利用できるようになったようです。

参考:https://blogs.technet.microsoft.com/officesupportjp/2017/09/05/what-is-forms/

Office365とは

Office365は、Microsoftが提供しているクラウドプラットフォームです。簡単に言うと、おなじみのWord、Excel、PowerpointなどのOfficeソフトがブラウザ上で使え、さらに複数のメンバーで共同作業するための便利な機能(ファイル共有やカレンダーなど)を備えているサービスです。中小企業から大企業までいろいろな組織で導入されています。

Office365 Education とは

Office365 Education は、Office365を教育機関向けにカスタマイズしたバージョンです。教師や生徒が使いやすいようなサービスを備えています。

参照:https://products.office.com/ja-jp/student/office-in-education

Google フォームとの違い

Googleのサービスでも同様のサービスがあり、一般的にはこちらの方が多く使われています。

できることは機能的には似ていますが、違いといえば、多くの場合Formsはみなさんの所属している教育機関で正式に採用されているOffice365のいち機能であるのに対し、Googleのフォームは個人的にアカウントを登録して運用しなければならない点です。

個人で(勝手に)ウェブサービスに登録して仕事で使うことは「野良IT」とも言われ、敬遠される会社や組織があります。

情報の扱いに神経質になってきた昨今です。もしOffice365を組織で契約しており、いらぬ心配をしたくない場合はFormsを使ったほうが無難でしょう。

Formsの使い方

ログイン

まず、Office365にログインをします。アプリケーション一覧の中のこのマークがFormsです。クリックしましょう。




新規作成

+新規作成をクリックします。

タイトルを入れる

一番上の見出しをクリックして、タイトルを変えます。


質問を作る

「質問を追加」ボタンを押します。作れる質問の形式はいろいろあります。


選択肢

1つしか選択できないタイプか、複数回答可能なタイプか選ぶことができます。

質問を編集することができます。また、「サブタイトル」を選んで質問文を補足することができます。解答例を書く時などに使えますね。


テキスト

短いテキスト(一行)か長いテキスト(複数行)か選べます。

評価

5段階または10段階評価を選べます。数字選択か星で回答するかも設定できます。

日付

日付を回答させることができます。日程調整に便利ですね。

クイズ

面白いのがこのクイズ形式です。選択肢をいくつか作り、その中で正解を設定できます。実際のフォームで、外れを選択して送信すると、不正解だと表示されます。小テストなどに使えそうですね。


フォームの送信(公開)

右上の「フォームの送信」を押すと、公開の範囲・方法を選べます。



公開範囲は、デフォルトでは「組織内のみ」にチェックが入っています。この場合、あなたの組織のOffice365ユーザーのみが、このフォームを見ることができます。
もし外部に公開したい場合は、下の「リンクを持つユーザー」にチェックを入れましょう。

公開範囲を決めたら、リンクURLをコピーします。そしてリンクをメールやウェブサイトに貼り付けます。このリンクをクリックすると、ほかの人がフォームを閲覧し、投稿できます。

または、ソースコードをコピーして、ページに埋め込むことができます。ここは少し専門知識が必要かもしれません。

回答を見る

回答タブをクリックすると、回答が閲覧できます。なんと、自動でグラフになります!


Excelファイルで回答をダウンロードする

もしExcelでデータが欲しい場合は、ダウンドーロすることもできます。

Excelオンラインと連携させたい場合はこちらの記事を参照してください:Office365: 入力フォームのFormsからExcelファイルへ情報を送る方法は?


まとめ

以上、Formsの使い方を簡単に解説しました。Formsは2016年初頭にサービス公開となったばかりのようで、これからどんどん機能が改良されていくと思います。

Office365 Educationユーザーは使ってみて損はないですよ。

2016年10月10日月曜日

ブラウザだけで!PDFをいろいろ変換する方法

やりたいこと

PDFは、事務仕事でよく使うファイルの種類の1つだと思います。WordをPDFに、PDFを画像に、画像をPDFに変換…。または複数のPDFを連結させて1つのファイルにしたり、重たいPDFを圧縮したり…。そういう作業を手軽にしたい、そんな時に使えるウェブサービスがいくつかあるので紹介します。


I Love PDF


URL: http://www.ilovepdf.com/ja
とにかく何でもできるのが、その名も「I Love PDF」。スローガンは「PDFファンのためのオンラインツール」・・・まあ、誰もPDFが大好きなんて人はいないでしょうが(笑)。大半の人は、仕事だから仕方なくPDFを使っているのでしょう。
このサイトでできることは次の通り。
  • PDFの結合
  • PDFの分割
  • PDFの圧縮
  • PDFからWORDへ
  • PDFからPOWERPOINTヘ
  • PDFからEXCELへ
  • WORDからPDFへ
  • POWERPOINTからPDFへ
  • EXCELからPDFへ
  • PDFからJPGへ
  • JPGからPDFへ
  • PDFにページ番号を挿入
  • PDFにウォーターマークをつける
  • PDFのパスワード保護を解除
  • PDFの回転
いやはや、もう何でもできますね。
使い方は簡単です。
変換したいPDFファイル(またはOfficeファイルや画像ファイル)を選択、またはブラウザにドラッグ&ドロップして放り込みます。
すると、ダウンロードボタンが表示されるので、クリックします。
以上!

Smallpdf


URL: https://smallpdf.com/jp/
これもI Love PDFとできることはほとんど同じです。Smallpdfでできないことは打ち消し線を入れ、Smallpdfだけできることは太字にしました。
  • PDFの結合
  • PDFの分割
  • PDFの圧縮
  • PDFからWORDへ
  • PDFからPOWERPOINTヘ
  • PDFからEXCELへ
  • WORDからPDFへ
  • POWERPOINTからPDFへ
  • EXCELからPDFへ
  • PDFからJPGへ
  • JPGからPDFへ
  • PDFにページ番号を挿入
  • PDFにウォーターマークをつける
  • PDFのパスワード保護を解除
  • PDFにパスワードをかける
  • PDFの回転
これも使い方は簡単で、ブラウザにファイルを放り込み、ダウンロードするだけです。

違い

機能はほとんど同じです。I Love PDFは広告がたくさん出てきます。ダウンロードと間違えて広告をクリックすることもしばしば。有料プラン(月4.99USドル)もありますが、無料で使える範囲がSmallpdfよりも大きいです(同時処理ファイル数に制約はありますが、時間による制限はない)。
(画像)iLovePDFのダウンロード画面。赤いボタンがダウンロードボタン。広告が上下に詰まっていて分かりづらい…。
一方、Smallpdfは広告はありますが、すっきりとして、広告は広告と分かるようになっています。ただし、1時間につき2ファイルまで、さらに同時処理はできないという制限があります。無制限に使うためには有料のプロバージョン(月6USドル)を契約しなければいけません。

セキュリティ

こういったブラウザでできるPDF変換は、一度それぞれのサービスのサーバーへアップロードして、そのサーバー内で変換処理を行うという仕組みです。
どちらのサービスも「セキュリティは万全」とうたっていますが、心配な場合は機密文書には利用しないほうがよいと思います。
また、特に大きな法人組織の場合、セキュリティポリシーに違反する場合があるので、気をつけましょう。

精度

圧縮の品質、変換の品質などの精度は、当方では厳密に比較していません。ただ両方とも実用に耐えるレベルではあります。
2,32MBのPDFファイルを圧縮してみたところ、ilovepdfでは1.19MB、Smallpdfでは1,36MBになりました。圧縮後のファイルを見てみても、目視では差は分かりません。

まとめ

ブラウザで手軽にできるPDF変換サービスを2つ、紹介しました。
無料ではいろいろ制限がありますが、この2つ、また同様の変換サービスをいくつか使い回せば事足りることもあるでしょう。
もし大量のファイルを恒常的に変換する仕事であれば、有料プランを契約した方がいいと思います(まあ、そういった仕事ならもとから高機能な変換ソフトを持っていると思いますが・・・)。

2016年10月3日月曜日

海外出張の準備でよく使うウェブサービス

いまの仕事ではよく海外出張に行きます。1年間で10カ国くらいは行っています。何度も海外出張に行って、コツのようなものも掴んできました。
そこで、今回は海外出張の準備でよく使うウェブサービスをまとめてみます。

フライト

フライトスケジュールを調べたり、予約したりするには次のサービスをよく使います。

Skyscanner


フライト検索のサービスはいくつもありますが、ここが一番使いやすいと感じています。往復、片道だけではなくMulti way(複数の経由地)を検索できるところですね。

Flyteam

フライトスケジュールを旅行会社に丸投げや予約サイトで最初に出てきたもので決める場合は必要ないです。ただ、それでは理想のスケジュールが立てられないというときに、こちらを使って時刻表から調べます。分厚い時刻表を見ながら鉄道旅行のスケジュールを考えるような楽しさもあります。

宿泊

Booking.com

海外の宿泊予約には、これさえあれば何もいらない…というほど掲載件数が充実していますし、何より直感的で使いやすいです。一度登録すれば、3クリックくらいで予約が完了するようになっています。最近は国内出張・旅行の予約にもついつい使ってしまいます。
他には次のホテル予約サイトが有名です。

為替

ドルユーロ

宅配で外貨両替をしてくれるサービスです。ウェブサイトから申し込み、指定の口座に日本円を入金すると、ドルやユーロなど外貨が郵送される、という仕組みです。郵便局や銀行で両替するよりも手数料が安いです。時間に余裕があるときは使ってもいいかもしれませんね。お金が宅配で送られてくるのが不安かもしれませんが、筆者は今まで何度か使っていてトラブルはありません。

地図

Google Map (My Map)

訪問する場所を「マイマップ」機能を使って保存しておくと便利です。現地では、コピーして持って行き、タクシーの運転手に見せたりできます。さらに組織内でも共有すれば、今後同じ場所に行く人がわざわざもう一度訪問先の住所を調べる必要はなくなりますね。

まとめ

海外出張前は色々とバタバタとするので、こういった便利なサービスを使ってサクッと準備を終わらせたいですね。