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2018年4月11日水曜日
2014年10月30日木曜日
第1回日本人キルギス語スピーチコンテスト 開催される
※過去に「ユーラシアイベントガイド」で公開した記事の転載です。
10月26日(日)、東京都目黒区の在日キルギス共和国大使館にて、第1回日本人キルギス語スピーチコンテストが開催された。
日本人の出場者は6名。第1回ということで、スピーチの時間に厳しい制限は無く、原稿を見ながらの発表も許されていた。
ゆるやかなルールではあったが、参加者は、主催者が想定した以上に十分な準備をして望んだ。
ゆるやかなルールではあったが、参加者は、主催者が想定した以上に十分な準備をして望んだ。
まず、キルギスの伝統楽器「コムズ」奏者の池田さんは、コムズの特徴や魅力を分かりやすく語った。
次に、青年海外協力隊員として2年間キルギスに滞在した桑山さんは、キルギス語・日本語辞書を作るに至った経緯を、ユーモアたっぷりに話した。続いて、東北大4年の永野さんは、東北の古代史についてのアカデミックなスピーチをキルギス語で行った。ロシア語教師の杉原さんは、キルギスで参加した結婚式の思い出を楽しげに話した。永野さんと同じく東北大4年の笹川さんは、東日本大震災の記憶と、復興の様子を真剣な眼差しで語った。最後に、キルギスで働いた経験のある檜垣さんは、キルギスでの生活を原稿を見ずに語り、最後にキルギス語、ロシア語、日本語の3言語での歌も披露した。
次に、青年海外協力隊員として2年間キルギスに滞在した桑山さんは、キルギス語・日本語辞書を作るに至った経緯を、ユーモアたっぷりに話した。続いて、東北大4年の永野さんは、東北の古代史についてのアカデミックなスピーチをキルギス語で行った。ロシア語教師の杉原さんは、キルギスで参加した結婚式の思い出を楽しげに話した。永野さんと同じく東北大4年の笹川さんは、東日本大震災の記憶と、復興の様子を真剣な眼差しで語った。最後に、キルギスで働いた経験のある檜垣さんは、キルギスでの生活を原稿を見ずに語り、最後にキルギス語、ロシア語、日本語の3言語での歌も披露した。
発表する参加者の様子(駐日キルギス共和国大使館Facebookページより)
実力者揃いの中、優勝を決めたのは桑山さん。
優勝商品のキルギスの民族衣装(上着と帽子)を身につけた桑山さんは「優勝どうこうよりも、こういう機会に集まれるのがうれしい。トルコ語をやっていてキルギス語も始めた学生さん、コムズからキルギスに興味を持った人など、いろいろなご縁の方と出会うことができた」と語り、キルギス語を通じて生まれた繋がりを喜んだ。
審査委員長を務めた駐日キルギス大使のモロドガジエフ・リスベク氏は、スピーチコンテスト開催の目的について、1つ目は「キルギスのことをもっと知ってもらうこと」とし、2つめの目的については「最近はキルギス語を話せる、キルギスのことを深く理解している日本人がますます増えている。そういった人たちを励ましたかった」と語った。
審査委員は、モロドガジエフ大使のほか、来日中のキルギス共和国文部科学省「キルギステストシステム」代表のバトマ・トポエヴァ・スタヴィンスカヤ氏など、あわせて4名。
モロドガジエフ大使は「今年は一回めだが、これからも毎年開催したい」と、今後のキルギス語スピーチコンテストの継続に意欲を示した。
※キルギス共和国は中央アジアの独立国家。中国やカザフスタンと国境を接する。人口約550万人。憲法により、国家語がキルギス語、公用語がロシア語と規定されている。
結果発表を聞く参加者(左)、コメントを発表する審査員(右奥)
2013年5月3日金曜日
ビシュケク(キルギス)の本屋事情
はじめに
キルギス共和国の首都・ビシュケク。 カザフスタンのアルマティと違い、本屋の数は非常に少ないです。 しかも、なかなか見つけづらいし、天候にも左右されます。……天候?
どういうことか気になる方は、ぜひ読み進めてくださいね。 以下、ビシュケク市内の本屋情報です。
(情報は記事投稿時点のものです。状況の変化は大いに考えられるので、ご注意ください)
Раритет(ラリチェット)
市内に何店舗かある本屋さんです。 ロシア語の本がほとんどですが、キルギス語の本も僅かに置いてあります。ロシア語の本については品揃えが豊富です。 デパートのテナントとしても出店していますが、 独立型の主要な店舗は次の2つです。
チュイ通り店(?)
住所:г. Бишкек, пр. Чуй, 271チュイド大通り沿い、オシュバザール付近にあります。 看板は出ていますが、すぐには見つけられないかもしれません。 写真がなくて申し訳ありません(><)。 ここの特徴は、新品本と共に中古本も扱っているところです。 2階の、レジに向かって左側の小部屋に、古本が置いてあります。
状態のいい本や貴重な本があるので、大変重宝しました。
センター店(?)
住所:г. Бишкек, ул. Пушкина, 78
中心部・アラトー広場のすぐ脇にあります。
お店の看板付近の階段を少し下りた所が入り口となります。
「ここ、本当に本屋さんなの?」という感じの入り口ですが、
中に入ると意外と広い。
こちらもロシア語の本がメインです。
キルギス語の本、現地のロシア語出版物は本棚2つ分くらい。
Одиссей(オディッセイ)
住所:г. Бишкек, пр. Манаса, 40多目的ホール「フィラルモーニア」の近くにあり、看板も出ており目につきやすい。 ここもロシア語の本が多いが、Раритетより現地出版物の品揃えは豊富な印象です。 Дом русской книги(ドーム・ルスコイ・クニーギ)
Нуска(ヌスカ)
住所:Эркиндик бульвар, 56(google mapで検索しても出ないので注意)ビシュケク市内で、唯一キルギス語の本・現地出版物を専門に扱っている本屋さんです。 その意味で非常に貴重。店内はあまり広くないが、所狭しと本が積まれている…
とはいえ、「え、これだけ?」と思ってしまう程度の量ではある。 一度は行ってみよう。
露天
さて、以上が店舗なのですが、ビシュケクの面白い所は、 露天の本屋さんが割と充実しているところです。私が知る限り、次の場所でよく露天の本屋さんを見かけます。
アラトー映画館前
いつも2つくらい島があり、それぞれ全く別の店なのか、 それとも提携しているのかよくわからない。ロシア語の本とキルギス語の本をわりといい塩梅で揃えています。 新品の本が多いですが、すこし汚れていたりします(だからといって安い訳ではないです)。 他の店では扱っていないような、珍しい本を見かけることもあります。
キエフスカヤ・ソヴィエツカヤ
ツム(中央百貨店)付近、キエフスカヤ通り・ソヴィエツカヤ通り交差点のあたりに、 露天の古本屋さんが大小いくつかあります。道端に本を広げているだけの店は、居るときと居ない時がありますが、 倉庫を持っているお店は、倉庫の前でいつも本を広げています。
それがこちら。
…犬が店番している(笑)
これは盗めませんね。
ちなみに、店主(?)は、とても気さくなおじさんです(右手前)。
まとめ
以上、ビシュケクの本屋さんを紹介しました。 冒頭で「充実していない」と言った割には、 書き出してみるとなかなか豊富にあるんじゃないかと思い直しました。 ビシュケクへお越しの際は、ぜひ現地でしか買えない本をお土産にしてみてはどうでしょう。
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