※過去に「ユーラシアイベントガイド」で公開した記事の転載です。
10月26日(日)、東京都目黒区の在日キルギス共和国大使館にて、第1回日本人キルギス語スピーチコンテストが開催された。
日本人の出場者は6名。第1回ということで、スピーチの時間に厳しい制限は無く、原稿を見ながらの発表も許されていた。
ゆるやかなルールではあったが、参加者は、主催者が想定した以上に十分な準備をして望んだ。
ゆるやかなルールではあったが、参加者は、主催者が想定した以上に十分な準備をして望んだ。
まず、キルギスの伝統楽器「コムズ」奏者の池田さんは、コムズの特徴や魅力を分かりやすく語った。
次に、青年海外協力隊員として2年間キルギスに滞在した桑山さんは、キルギス語・日本語辞書を作るに至った経緯を、ユーモアたっぷりに話した。続いて、東北大4年の永野さんは、東北の古代史についてのアカデミックなスピーチをキルギス語で行った。ロシア語教師の杉原さんは、キルギスで参加した結婚式の思い出を楽しげに話した。永野さんと同じく東北大4年の笹川さんは、東日本大震災の記憶と、復興の様子を真剣な眼差しで語った。最後に、キルギスで働いた経験のある檜垣さんは、キルギスでの生活を原稿を見ずに語り、最後にキルギス語、ロシア語、日本語の3言語での歌も披露した。
次に、青年海外協力隊員として2年間キルギスに滞在した桑山さんは、キルギス語・日本語辞書を作るに至った経緯を、ユーモアたっぷりに話した。続いて、東北大4年の永野さんは、東北の古代史についてのアカデミックなスピーチをキルギス語で行った。ロシア語教師の杉原さんは、キルギスで参加した結婚式の思い出を楽しげに話した。永野さんと同じく東北大4年の笹川さんは、東日本大震災の記憶と、復興の様子を真剣な眼差しで語った。最後に、キルギスで働いた経験のある檜垣さんは、キルギスでの生活を原稿を見ずに語り、最後にキルギス語、ロシア語、日本語の3言語での歌も披露した。
発表する参加者の様子(駐日キルギス共和国大使館Facebookページより)
実力者揃いの中、優勝を決めたのは桑山さん。
優勝商品のキルギスの民族衣装(上着と帽子)を身につけた桑山さんは「優勝どうこうよりも、こういう機会に集まれるのがうれしい。トルコ語をやっていてキルギス語も始めた学生さん、コムズからキルギスに興味を持った人など、いろいろなご縁の方と出会うことができた」と語り、キルギス語を通じて生まれた繋がりを喜んだ。
審査委員長を務めた駐日キルギス大使のモロドガジエフ・リスベク氏は、スピーチコンテスト開催の目的について、1つ目は「キルギスのことをもっと知ってもらうこと」とし、2つめの目的については「最近はキルギス語を話せる、キルギスのことを深く理解している日本人がますます増えている。そういった人たちを励ましたかった」と語った。
審査委員は、モロドガジエフ大使のほか、来日中のキルギス共和国文部科学省「キルギステストシステム」代表のバトマ・トポエヴァ・スタヴィンスカヤ氏など、あわせて4名。
モロドガジエフ大使は「今年は一回めだが、これからも毎年開催したい」と、今後のキルギス語スピーチコンテストの継続に意欲を示した。
※キルギス共和国は中央アジアの独立国家。中国やカザフスタンと国境を接する。人口約550万人。憲法により、国家語がキルギス語、公用語がロシア語と規定されている。
結果発表を聞く参加者(左)、コメントを発表する審査員(右奥)
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