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Gmailのログイン画面 |
ウェブサービスをいろいろ使っていると、IDとパスワードがどんどん増えていきます。私はGoogleのアカウントだけでも5、6個管理しており、SNSや通販サイト、予約サイトなど全て合わせると50個以上のID・パスワードを持っています(数えたこともありません・・・)。
同じパスワードを使い回すことはセキュリティ上、非常に危険なので、それぞれパスワードを変えなければいけません。
50個、100個もパスワードを覚えるなんて、不可能な話ですね。ブラウザーに保存したり、紙にメモしておくのも、それはそれで危険です。付箋に書いてディスプレイに貼っておくなんて論外です。
そこで登場するのが、自分でパスワードを覚えなくても済む、パスワード管理サービスです。
どんなサービスがあるのか
パスワード管理ソフトは、インターネットが登場した当初からあったと思います。要するにセキュリティーの厳重なメモ帳みたいなものです。そういったソフトでは、パスワードのデータはパソコンの中に収まっていました。それが、ここ数年はパスワード情報をクラウドに預けてしまう、というサービスが次々と出て来ました。
マスターキー(1つのパスワード)さえ覚えておけば、ブラウザの拡張機能を使って、ID・パスワード入力フォームへ自動的に情報を入力してくれる、という仕組みです。
これによって、オフィスのPC、家のPC、スマホ、タブレットなど、どんな端末からでも自分のパスワード情報に簡単にアクセスできるようになりました。まさに今の時代にあったサービスです。
また、パスワード自動生成機能もついており、セキュリティー効果が高い複雑なパスワードを生成し、そのまま使用し保存できるようになっています。
この手のサービスには、次のようなものがあります。
1password
URL: https://1password.com 価格:- $2.99~(個人プラン)
- $4.99~(ファミリープラン) 他に、ビジネス向けプランあり。
Lastpass
URL: https://www.lastpass.com/ja 価格:- 無料
- $1~(プレミアムプラン) 他に、ビジネス向けプランあり。
True Key
URL: https://www.truekey.com/?locale=ja 価格:- 無料
- $19.99年
パスワードマネージャー
URL: http://safe.trendmicro.jp/products/pwmgr.aspx 価格:- 120円/年〜
まとめ:これは使ってもよいのか
「便利なのは分かった。でも、パスワードを他人のサーバーに預けるんでしょ、危険じゃないの?」と思うかもしれません。それはもっともです。これは価値判断の問題だと思われます。同じパスワードを使いまわしたり、紙にメモして置いたりして自分で管理するのと、プロフェッショナルな会社が何千万、何億もかけて構築した、厳重なセキュリティー管理下に置かれたサーバーに預けておくのとどちらが安全なのか、という問題です。True Key はCPUで有名なインテル、パスワードマネージャーは「ウィルスバスター」で有名なトレンドマイクロ社が提供しています。
ただし、職場の規定によってはこういったサービスの利用が禁止されている場合もあるので、仕事で使う場合はよく確認してください。
ちなみに私は、プライベートではLastpassを使っています。もうこれなしではインターネットを使えません。それくらい便利です(仕事で使っているかどうかはノーコメントでお願いします)。
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