2016年11月22日火曜日

Google Public Dataを使ってグラフで遊ぼう

レポートやプレゼンテーションにグラフを使いたい時、ありますよね。そんな時にめちゃくちゃ便利なのが、Google Public Dataです。

Google Public Dataとは

公式サイトには次のように説明されています。
Google Public Data Explorer は、大量の公共データから必要なデータを簡単に見つけ出し、分かりやすくグラフ化できるツールです。グラフや分布図で時系列に沿ったアニメーションを表示できるので、世の中の変化を直感的に把握できます。このツールを利用するのにデータ分析の専門家である必要はありません。どなたでも簡単に表示方法を切り替えたり、データを比較したり、みんなと共有したりできます。
https://support.google.com/publicdata/answer/1100640?hl=ja

まさにこの通りで、公開されているデータであれば、様々な組み合わせのデータを簡単にグラフにして表示することができます。
さっそく、活用例を見てみましょう。

例えば、「中央アジアの経済について調べたい」と思ったとします。
グラフ表示の仕方は非常に簡単です。
  • Google Public Dataトップから、「世界開発指標」をクリック。

  • 指標(「経済政策と債務」>「1人あたりGDP」)と国名(「ヨーロッパおよび中央アジア」>各国をチェック)を設定する。


すると、このようなグラフが表示されます。



グラフ作成画面では、横軸は西暦になっており、つまみを動かして、「直近5年間」、「1990年代」など、期間を自由に調整できます。

上は折れ線グラフでしたが、棒グラフにして他の国々と比較することもできます。


これは「ヨーロッパおよび中央アジア」の域内の一人あたりGDP(2015年)を比較した棒グラフです。中央アジア経済というとイメージもつかず「貧しいんじゃないか」と思う人も多いかもしれません。ただ、中央アジアの中でもカザフスタンなど資源国は一人あたりGDPが高く、数値ではポルトガルなどと大差がないことがパッと見て分かります(もちろん一人あたりGDPが高いからといって市場や社会が成熟しているかというと、そうとは限らないのは言わずもがなですが・・・)。

こういったグラフを材料に、発表やレポートを作っていくことができます。

グラフを作ったら、スクリーンショット(最近は「スクショ」と略しますよね)を撮ってパワポ資料に貼り付ける、リンクをコピペする、ブログなどの場合はHTMLをコピペする、などの方法で資料を 活用できます。


まとめ

Google Public Data、めちゃくちゃ便利です。公開されているデータなら、わざわざ元データを参照してExcelでいちからガリガリグラフを作るのが馬鹿らしくなります。

国を入れ替えたり、指標を変えたりしてデータを眺めているだけでも楽しいです。みなさんも、ぜひ遊んでみてください。

また、自分で持っているデータをアップロードしてグラフを生成することもできるようなのですが、まだ試していません。いつの日かいい材料があればやってみます。


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