プログラミングは理系の分野だと思っている人は非常に多いです。でも実際のところ、いわゆる文系の人でもプログラミングはできます。実際に、私は高校2年で文理選択があって以降、生粋の(?)文系ですが、プログラマとして働くことができました(今も時々コードを書きますが)。また、文系出身のプログラマはたくさんいます。
文系でもあきらめない!文系出身プログラマーはこんなにいる
この記事によると、年収にもあまり文理の差はないですね!
しかし、全ての人がプログラマに適している訳ではなさそうです。
そこで今回は、私が考える、文系でもプログラマに向いている人の特徴を紹介したいと思います。
1. 外国語の習得が得意
「プログラミング言語」と言われる通り、プログラミングも言語の一つです。コンピュータにやらせたい処理の指示を、ある文法や語彙(命令表現)を備えた言語を使って記述します。プログラマとして働くと、複数のプログラミング言語を使うことになります(1つで済むことはないでしょう)。その度に、新しい言語を学習しなければいけません。外国語の習得が得意な人は、新しいプログラミング言語を覚える際も、スピードが速い傾向にあります。
また、英語力も重要です。プログラミングをする際にいろいろなマニュアルやリファレンスを参照しますが、その多くが英語で書かれています。IT企業もグローバル化の中にあり、海外のエンジニアや顧客と英語でやりとりをする場面もあるでしょう。そんな時に、英語が得意という人は大きなアドバンテージになります。
2. 論理的な文章を書くのが得意
前述の通り、プログラミングとは「コンピュータにやらせたい処理の指示を、ある文法や語彙(命令表現)を備えた言語を使って記述する」ことです。当然、人に対してしゃべるのとは違い、論理的に記述しなければいけません。これは論文など論理的に文章を書く作業と似ています。破綻のないように文章全体の論理構造を組み立てて、完結させる。冗長になりすぎず、指定の文字数・ページ内で完結させる。読者を想定して分かりやすいように書く、注釈をつける…。こういった作業はプログラミングも同じです。そう、注釈だって付けるんです。
エッセイ的な文章ではなく、論理的な文章を書ける人は、プログラミングにも向いていると思われます。
3. 中学レベルくらいの数学は分かる
文系でもプログラマはできる…とはいえ、最低限の数学的知識は必要です。分野にも寄りますが、少なくても中学レベルくらいの数学は分かっている必要はあります。「どちらかというと数学は苦手だったけど生理的苦痛を覚えるほどではなかった」という人であれば、問題ないでしょう。ただし、ゲームプログラミングをするのであれば、高度な物理計算をしたりするので、ハイレベルな数学的知識や素養が必要になります。
4. パソコンが好き(パソコンアレルギーがない)
プログラマは、とにかく一日中パソコンと向き合います。そして、周りもパソコンの利用を苦にしない(むしろ大好きな)人だらけです。パソコンがフリーズしたり、ちょっとした問題が生じると途端にパニックになってしまうようでは、この先大変です。普段のパソコンの利用には困らない(コントロールパネルを開いて設定変更くらいはできる)、という人であれば問題ないかなと思います。5. 独学が得意
プログラマになると、独学で新しい言語や技術を勉強することが非常に多いです。自分の専門や好きな分野について、深掘りしてどんどん探求できる人は、プログラミングにも向いていると思われます。学問でなくとも、音楽やスポーツ、趣味でも構いません。何かに一心不乱に、特に独学で取り組める、ということが重要です。最後に:自分がプログラマに向いているか判別するには
「自分がプログラマに向いているかもしれない」と思ったら、興味のある分野のプログラミング入門書を手にとって(あるいはウェブのプログラミング学習サイトにアクセスして)、3日間、集中して勉強してみましょう。もちろん、3日間で全てを習得できるわけではありません。重要なのは、「3日間集中して独学できるか」、という点です。その過程で、自分がプログラマに向いているかどうか、判断ができるでしょう。はじめてプログラミングをやると、難しく感じるでしょう。でも、分からないなりに試行錯誤しながらも熱中できるか、「もっと知りたい、できるようになりたい」という欲求が生まれるかどうか、ここが分かれ道だと思います。
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